あなたもこんな質問に「なんで?」とモヤッとしたこと、ありますか?
- 突然「失礼ですが、何歳ですか?」と聞かれたこと(失礼だと思うなら聞かないで!)。
- 「結婚はされていますか?」と唐突に聞かれたこと(なんで?)。
- 結婚してしばらくすると「お子さんは?」と聞かれたこと(はぁ?!)。
こういった質問をする人たちには、それなりの意図があるのかもしれません。
でも、同時に「○○すべき」とか「○○して当たり前」という暗黙のルールが、そこには隠れているような気もします。
むかし、むかしの話になりますが、私は30歳直前に結婚をしました。
それからすぐに「お子さんは?」という質問をされ、姑にも何度も聞かれました。きっと、おばあちゃんになるのを心待ちにしていたのでしょう。
でも、私は子どもを授かることはありませんでした。今はこうして淡々と書いていますが、当時は本当に辛かったし、苦しかった…。
また、よく「ダブルインカムノーキッズ(DINKs)」なんて言われたものです。
正直、「ほっとけ!」という気持ちしかありませんでした。
ちなみに、「ダブルインカムノーキッズ(DINKs)」という言葉はもう死語かもしれません。
これは「Double Income No Kids」の略で、共働きで子供を持たない夫婦を指します。1980~1990年代に使われていた言葉です。
さて、話を戻しますね。
こうした質問の背後には、「○○すべき」とか「○○して当たり前」といった思い込みや先入観が影響しているのです。
そして、その思い込みは、私たちが受けてきた教育、生活環境、経験などから形成され、無意識のうちに私たちの「フレーム(枠組み)」を作り出しています。
「フレーム」という名の檻
フレームとは、frame。私たちが世界をどのように見ているかを形作る枠組みです。
人は、それぞれにユニークなフレームを持ち、そのフレームを通して物事を見ています。
ここで言う「ユニーク」とは、面白いという意味ではなく、オリジナルという意味です。
誰かと全く同じフレームを持っている人はいません。だから、良いとか悪いとかの問題ではありません。
たとえば、結婚に対するフレームを例に挙げてみますね。
Aさんは小さい頃から結婚に憧れ、「かわいいお嫁さんになりたい!」と夢見ていました。そして24歳の時、その夢を叶え、素敵なお嫁さんになり、2人の子どものお母さんにもなりました。
Aさんにとって、「結婚=幸せ」というフレームは当たり前で、自然なことです。
一方で、友達のBさんは30歳になってさらに仕事が楽しく、自由な生活を満喫しています。
久々に会ったAさんは、「もう30過ぎちゃったね。で、まだ結婚しないの?」と尋ねます。
Bさんにとって、「結婚=幸せ」という方程式は存在しないので、Aさんの質問には違和感しかありません。
「結婚しないとダメ?しかもそれ、誰が決めた?」と心の中で反発します。
Aさんが何気に発した一言も、Bさんにとっては、自分のフレームに押し込められそうになった瞬間だったのです。
フレームは誰もが持っているものですが、自分のフレームに他人に押し付けようとしたとき、そこにトラブルが生まれます。
これは、ネット上の攻撃的なコメントにも当てはまります。
自分のフレームに他人を当てはめようとすることで、誤解や対立が生まれ、時には攻撃的な言葉が飛び交うのです。
ノーフレームライフのすすめ
でも、フレームを手放し、ジャッジ(判断)しなければ、ただの枠です。
ただの枠
ジャッジしないことでトラブルは避けられ、自分自身もストレスが軽減されます。
無駄にイライラしたり、落ち込んだりすることがなくなります。
私は思うんです。物理的なものだけでなく、思考や習慣も断捨離しませんか?と。
シンプルとは、要らないものをそぎ落として、必要なものだけを選ぶことです。
親からの期待、社会の常識、年齢による役割の変化により、私たちはこれまでたくさんのフレームを押し付けられてきました。
「普通はこうだ」とか、「こうあるべき」という考え方。
でも、それって誰が決めた?
誰が決めた??
私は今、自分の人生を自分で選び、他人のフレームにはまらずに生きる「ノーフレームライフ」を実践しています。生きやすくなるし、他人をジャッジしなくなります。
人は人。違ってて当たり前。
自分に合った選択をすればいいだけなんですよね。
もちろん、長年培ってきた思い込みを完全に捨て去るのは簡単ではありません。
でも、少しずつフレームを手放すことで、もっと自由に、もっと軽やかに生きられることは間違いありません。
おすすめです☆